私がFXを始めた頃、何も考えずに国内業者の口座を使っていました。。というか、海外口座の存在を知りませんでした。今ほど海外口座についての記事を目にする機会がなかったように感じます。
今は色んな理由から海外業者が注目を浴びているので、「FXをするなら国内か海外、どっちの口座がいいのかなぁ。」と悩んでしまう方もおられるかもしれませんね。
今回は、FX口座(業者)の国内との違いや、メリット&デメリットをまとめてみました。
それを踏まえて「海外FXは初心者にも最適」だと思える理由を3つ挙げています。
海外FXは初心者にも最適だと思える3つ理由
初心者に限らず、効率的に稼ぎたいトレーダーさんにも海外FXは断然おすすめです。
理由はいろいろありますが、今回は初心者さんに的を絞った理由を3つほど挙げたいと思います。
1. 海外FX業者はハイレバレッジ(高レバレッジ)
ハイレバのトレードは、資金効率が非常に良いです。例えば投資資金10万円でトレードする場合、レバレッジが200倍なら2,000万円分の取引ができ、800倍なら8,000万円分の取引ができます。
これが国内FXですと、最大レバレッジが25倍なので250万円分しかできません。国内FXで8,000万円分の取引をしようものなら、投資資金は320万円も必要となります。
少額資金でも大きな利益を得たいのであれば、海外FXのハイレバレッジを利用したトレードがイチバンです。
2. 追証なし(ゼロカットシステム)なので借金を背負わない
海外FX業者にはゼロカットシステムという素晴らしいサービスがあります。具体的にどういうものかと言うと、口座残高がマイナスになってしまっても0(ゼロ)に戻してくれるという神のようなサービスです。
国内FXではゼロカットシステムがないため、口座残高がマイナスになってしまったら追証請求され、絶対に支払わなければならなりません。
リーマンショックなどで口座残高が一気にマイナス数百万~数千万になり多大の借金を背負ってしまったという話は有名ですが、海外FXは追証なし(追証請求されない)なので、借金を背負うということは起こりえません。
3. ボーナスが沢山貰える
海外FX業者の中には国内FXのボーナスと比べものにならないほど沢山のボーナスをつけてくれるところがあります。
例えば、100%ボーナスを提供してくれる海外FX口座に10万円入金すると、10万円が証拠金に付与されるので、実質20万円でトレードができるということです。おいしすぎます。
安全性について
海外FX業者を利用することについて
海外FX初心者の方が抱きがちな疑問に「海外のFX業者を使うのって違法じゃないの?」というものがあります。
が、大丈夫です。海外のFX業者を日本人が使っても違法性はありません。
現地(海外)できちんと海外FX業者の使用は認められているので、その業者を日本人が使ったからといって罰せられることはないです。海外のカジノで日本人が遊んでも罰せられないのと同じことです。
海外FXは金融庁に登録されていない
海外FX業者は日本の金融庁に無登録で運営されています。
なぜなら、海外の業者なので日本の金融庁に登録する意味がないから、なんです。
これ、どういう事かと言うと、日本の金融庁に登録したらレバレッジが最大25倍になってしまい、海外FXの最大の魅力のハイレバレッジがなくなってしまうという事態になってしまいます。ですので海外FX業者はあえて登録していないのです。
ただ日本の金融庁に登録をしていないだけで、外国の金融庁のライセンス認可を受けているので安心してください。
日本のFX業者は日本金融庁に登録しなければいけませんが、日本はこれしか取得していない一方で、海外のFX業者は世界各国のライセンスを複数取得しています。
例えばXM (XMTrading)ですと、審査が厳しいことでしられるキプロス証券取引委員会(CySEC)の認定や、世界一厳格なことで知られる英国金融行動監視機構(FCA)のライセンスを取得しています。
海外業者はグローバルなので、ぶっちゃけ日本より安全な気もしますが。。
取引方式、レバレッジ・スプレッドの違い
取引方式
FXの取引方式には、DD方式とNDD方式があります。基本的には、国内はDD方式(ディーリングデスク方式)で、海外はNDD方式(ノンディーリングデスク方式)です。
国内のDD方式とは、トレーダーとインターバンクの間にディーラー(FX会社)が入ります。
海外のNDD方式では、トレーダーとインターバンクの間にディーラー(FX会社)が入りません。
どういうことかザックリ言いますと、国内のDD方式の場合、トレーダーの注文は一旦全部FX会社が決済し、それから注文を通すか通さないかをFX会社が決めて行うというもの。なのでトレーダーの注文がどうなるかはFX会社の心次第なので、トレーダーにとっては不透明この上ないです。顧客を負けさせようとストップ狩りなどの不正も、悪徳業者だとやれてしまいます。DD方式は、顧客の負け=FX業者の利益なのです。
反対に、海外のNDD方式では間にFX会社が入らないため、FX業者の利益は、顧客の取引手数料(スプレッド)で得ているだけなので、透明性が高い環境でトレードできます。NDD方式は、顧客の利益=FX業者の利益となります。
レバレッジとは
FXは少額で取引ができますよね。それはこの“レバレッジ”のお陰なんです。レバレッジ(leverage)を訳すと“テコ”や“テコの原理”というような意味です。自己資金を担保とし、その資金にレバレッジをかけて何倍もの金額の外貨を取引することができます。
レバレッジがないと、10万円の資金なら10万円分しか取引できませんが、レバレッジを利用するとそれ以上の取引が可能となります。
国内FXは、最大25倍。
海外FXは、数百~千倍。
スプレッドとは
売値(Bid)と買値(Ask)の価格差のコトで、取引手数料にあたります。このスプレッド幅が狭い(安い)ほどトレーダーにとっては有利です。
スプレッドはFX業者によって異なり、変動する場合があります。口座を選ぶ際には、スプレッド幅は重要視したいポイントです。
国内FXは狭い業者(DMM ドル円)だと、0.3pips固定。
海外FXは狭い業者(Tradeview ドル円)だと、0.9pips(0.2pips+手数料0.7pips相当)。
国内業者に比べて、海外FX業者のスプレッドがやや広めなのは、DD方式(国内業者)特有であるトレーダーの注文を呑む行為をせずに、正当な取引を行っているためです。
取引できる銘柄数
業者にもよりますが、国内業者よりも海外業者のほうが多くの銘柄を取引できます。
国内業者の場合、FX通貨ペアが数十種類と、CFD(日経平均株価や貴金属など)がいくつか取り扱っているぐらいです。
海外業者では、マイナーな通貨ペアやコモディティCFD(コーヒーやコットンなど)も取り扱っています。また、個別株や仮装通貨、世界各国の経済指数をCFD商品として取引できる業者もあります。
取引プラットフォーム(取引ツール)
世界で最も使用されているFX取引ツールは、キプロスのMetaQuotes Software社が開発している「MetaTrader」シリーズです。MT4には、独自のプログラム言語「MQL4」を用いたインジケータや自動売買プログラム(EA)が、無料も有料も数多く存在しています。裁量トレードは勿論のこと、自動売買にも最適な取引ツールとなっています。
海外のFX業者では、ほぼ全てがMT4に対応していますので、たとえ業者を変えたとしても、MetaTraderという取引ツールは変わらないため、操作に手間取ることはありません。
国内のFX業者はというと、ほとんどが自社開発の取引ツールを採用しています。
世界的に普及している「MT4」という取引ツールを使わず、わざわざ開発コストをかけてまで独自の取引ツール作って運用しています。ブラックな取引環境であることは‥否めません。
口座開設に必要な書類
国内口座を作るためにはマイナンバーが必ず必要となります。
あとは、住所確認のために郵便物を受け取らなければいけない等いくつか面倒くさい工程があります。
海外口座を作るのは、国内のと比べると断然ラク(簡単)です。
証明書(顔写真つき)と現住所が印刷された書類の2点を、スマホやカメラで撮ってアップロードするだけです。マイナンバーは必要ないですし、郵便物が届いたり、電話がかかってくることもありません。
詳細はコチラ>>口座開設の申込みの流れ(必要なもの)
入出金に関して
入出金は国内業者の方が便利です。が、最近では海外業者もずいぶんと入出金しやすくなっています。
「クイック入金」は国内業者ならではですが、海外業者でもクレジットカードやデビットカードでも入金できますし、国内の銀行口座から直接振り込める業者も増えてきているので、海外口座でも特に不自由さは感じないと思います。
「bitwallet」や「SticPay」 などのオンラインウォレットサービスもあるので便利です。
ただ、海外ですと、出金の際に手数料がかかってくるのがデメリットです。
税金
税金を支払う基準
FXで利益が出ている場合は確定申告が必要となりますが、その基準となるのは下記の通りです。
・給与所得者(サラリーマンやパート、アルバイト)→20万円から
・それ以外(専業主婦や学生、自営業者、無職)→48万円から
ただし、損が出た場合は申告の必要はありません。
例えばサラリーマンの方で、20万円稼いだけど5万円損失になった場合、差し引くと利益は15万円になるため申告の必要はありません。
国内FXの税金
国内FXは一律20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)の「申告分離課税」です。どんなに稼いでも税率は20.315%です。
また、損失の繰り越し控除が3年間使えます。
どういう事かというと、例えば1年目に100万円の損失が出た場合でも確定申告をしておけば、翌年、仮に20万円の利益が出た場合、確定申告は-80万円(100万円-20万円)として申告できます。
そして更にその翌年の利益が30万円だった場合、-50万円(-80万円+30万円)で申告でき、その更に翌年、利益が50万円だった場合は、50万円-50万円=0円。となるわけです。
要するにこの場合ですと、課税対象の利益が相殺されるため税金の支払いはナシ、ということです。
海外FXの税金
海外FXの場合は、累進課税による所得税が適用され、所得金額に応じて税率が変動します。さらに、住民税が10%(道府県民税4% + 市町村民税6%)加わり、合わせて15%~50%の税金がかかってきます。
課税所得 | 税率 | 税率の内訳 |
20(38)~195万円以下 | 15% | 所得税5%+住民税10% |
195~330万円以下 | 20% | 所得税10%+住民税10% |
330~695万円以下 | 30% | 所得税20%+住民税10% |
695~900万円以下 | 33% | 所得税23%+住民税10% |
900~1800万円以下 | 43% | 所得税33%+住民税10% |
1800万円以上 | 50% | 所得税40%+住民税10% |
一年間の利益が330万円を超えるまでは海外FXの方が税金が安くなりますが、それ以上稼ぐ場合は国内FXのほうが安くなります。
まだそんなに稼げないうちは、海外の方が税金は安く済みます。
海外FXの税金は、1月1日~12月31日までの期間の利益から損失を差し引いたものに課税されますので、その期間に100万円稼いだけど その後90万円損失したなら税金はかかりません。
ただ、もしも税務調査が入った場合などを考えると、念のため海外FXの取引履歴等をプリントして残しておくと安心です。
海外FXで私が感じるデメリット
私が感じる海外FXのデメリットは2つ。
1. 国内FXに比べるとスプレットが広い。
2. 出金の際に手数料がかかる。
ただ、スプレッドが広いというデメリットは、キャッシュバックサイトを利用すれば狭くすることができるので、海外口座を利用する場合は必ずキャッシュバックサイト経由で口座開設することを忘れないでくださいね。
海外FXに関してのよくある不安
“海外”というだけで漠然と不安を抱く方もおられるかもしれません。少なくとも臆病な主婦の私は、初めて“海外口座”という存在を知った時は敬遠しました。
そんな海外FXに対するあるあるな不安事項を、まずは とっぱらっていただきたいと思います。
海外はハイレバ(高レバレッジ)だから危険
私は最初にこの言葉を聞いて、海外FXは危険なんだと思い込んでいました。
確かにレバレッジが高くなるほど損も大きくなります。が、同時に利益も大きくなるんです。
トレードの上級者になれば国内FXでは不可能な爆益を、海外FXではとれる可能性があるんです。
損切などのリスク管理を普通にきちんと行っていれば、ハイレバだからどうということはなく、国内同様の普通のトレードです。
それどころか、むしろハイレバであるほど必要になる証拠金が少なくて済むので、資金が少ない方でもFXを始めることができます。
海外FXだけにあるシステム(追証なしゼロカット)のお陰で、国内FXのように借金を背負うこともなく、逆に、低リスクでFXを始めることができます。
英語が分からない
英語が分からなくても全然大丈夫です。普通にトレードできます。入出金も。
やっぱり海外だけに、英語が不安という方が多いようでが、今は有名な海外FX業者であればホームページも日本語だし、サポートにも日本人の方がいるところが増えてきています。名前と住所だけローマ字を使う程度で、あとは日本語で大丈夫です。逆に、英語オンリーというFX業者を、初心者がわざわざ選ばなくてもいいと思います。
まとめ
海外FXの方が国内FXより勝っていることは、
・レバレッジ規制が緩い
・MT4、MT5が使える
・追証なしゼロカットシステムにより借金を背負う心配がない
・NDD方式なので透明性が高い取引環境
・ボーナスやポイントが豊富
・口座開設が簡単
逆に国内FXの方が勝っていること、つまり海外FXのデメリットは、
・出金時に手数料がかかる
・スプレッドが高い
・雑所得扱いのため税金が高い
・損失の繰り越しが出来ない
税制面では国内FXに劣りますが、国内口座のレバレッジ25倍では、よほど資金がある方でないと資産を大きく増やすのはかなり厳しいかと思います。資産を短期間で増やしたい場合は、海外FXの税金は必要経費と割り切るしかなさそうです。
ただ、年間の利益が330万円を超えるまでは海外FXの方が税金が安いです。まだ沢山稼げない初心者であれば、税金面でも海外の方がお得となります。
スプレッドが高いのはキャッシュバックサイトを利用すれば緩和できます。
出金時の手数料を安くするために「bitwallet」を私は利用しています。
海外FXの正式名称は「外国為替証拠金取引」。通貨を売買して利益を出すという仕組みは国内FXと変わりませんが、提供されているサービスは大きく違っています。国内FXよりも素晴らしいと感じてしまうサービスが海外FXには幾つもあります。
海外FXをリアルに体験したいのであれば、入金しなくても口座開設だけで3000円のボーナスがもらえるXMでトレードしてみるのも良いと思います。約定のスピードなど、デモとは違うリアルトレードの体験ができますよ。
→ボーナスでリアルトレードを体験してみる
( →口座開設の方法 )
スプレッドの狭さで選ぶなら、海外FXの中で一番狭いトレードビュー(Tradeview)も個人的にはかなりオススメです。ご自身のトレードスタイルに合った海外FX業者を、ぜひ探してみてくださいね。
トレードビューにするなら、キャッシュバックサイトの“タリタリ”から申し込むとかなりお得です。